後遺障害・症状固定とは

後遺障害とはどのような障害なのか、症状固定とはどういう状態なのかについてご説明します。

後遺障害とは

交通事故によって、もう治らない障害を負うことがあります。これを後遺症(後遺障害)と言います。これは事故によって一生背負わなければならない被害です。後遺症が残った場合、法律の世界では、まず、後遺症が残った事による精神的苦痛、つまり慰謝料を払わなければなりません。もし、後遺症が残ったために働くことができなくなったら、その分、生涯所得が減ってしまいます。この減る分についての賠償の対象となる金額が、逸失利益ということになります。

症状固定って何?

どのような傷害も、治療によって改善します。しかし、いくら改善してもこれ以上よくならないと言われることがあります。これが症状固定と言われるものです。頭が痛い、手が痺れる、これは治らないと医師に言われるとき、これが症状固定の時期ということになります。法律の世界では症状固定の時期を基準に被害者の全損害を計算します。

後遺障害と等級認定

後遺症と言ってもいろいろあります。寝たきりの重度の障害を負った場合、手足を失った場合、痛くてうまく歩けない場合、頭痛が治らない、ひどい肩こりが続いて息が詰まるといった場合、程度はいろいろです。そこで、法律は被害の程度によって等級に分けています。これは自動車損害賠償保障法に基づくもので、労働災害に準じて作成されています。どの等級に該当するかを調べるには専門的な判断が必要になりますので、弁護士と相談して下さい。